橋の基礎知識

橋の構造


上部構造
 : 橋の構造は上部構造と下部構造に分かれ、上部構造は支承より上の部分(主桁、床版など)

下部構造 : 支承より下の部分で、上部構造を支える部分(基礎、橋脚、橋台など)

基礎   : 橋の構造物を支える部分

橋脚   : 橋台の間に配置され、橋を下から支える柱

橋台   : 橋の両端で橋と道路を接合し、道路側の擁壁としても機能

橋長   : 橋全体の長さで、通常左右両岸の橋端にある伸縮目地の外側までの距離

支間長  : 橋脚と橋脚の間や橋脚と橋台との間の距離

主桁   : 上部構造全体の荷重を下部構造に伝える桁

床版   : 桁の上部で車や人の通路となる部分

支承   : 上部構造と下部構造の接点に設置され、上部構造の荷重を下部構造に伝達

伸縮装置 : 温度変化による橋の膨張・収縮を調整するために路面に設置する装置

 

橋の構造形式

橋脚(橋台)の上に桁を掛ける最も一般的な形式の橋

棒状の部材(鋼材)を三角形になるように接合した骨組みで造る橋
三角形の骨組みの場合、四角形の骨組みより横からの力で変形しにくいという長所がある

橋写真1

アーチ形状(上向きの弧)の骨組みで造る橋
昔から石をアーチ型に積み上げて互いに他の石を支えあう石橋が一般的に作られてきたが、現在は鉄が使われている

 

 

橋写真

ラーメン構造(主桁と橋脚、橋台が剛結合された骨組み)の橋
ラーメンはドイツ語で桁と橋脚を一体化した構造を意味し、新幹線や道路の高架橋で多用されている

 

橋桁を空中に張ったケーブル、ロープで吊り下げた橋
最も長い距離の橋が架けられるので、本四架橋や白鳥大橋(室蘭市)のような長大橋で多く採用されている

橋桁を支点となる主塔から斜めにケーブルで引っ張る構造形式で吊橋の1種
主塔を高くすれば長い距離の橋を架けられる

(模式図の出典:国土交通省北海道開発局ホームページ)

橋梁下部の工法

さまざまな基礎工法

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歴史的な工法

井筒工法の施工手順

橋の雑学

(出典:国土交通省北海道開発局小樽開発建設部ホームページ「道路まめ知識」)