NFBC 発酵ナノセルロース事業
発酵ナノセルロース
「Fibnano®(ファイブナノ)」
医薬・食品・化粧品・特殊紙・樹脂フィラーなど、様々な用途への応用が可能な新規材料「発酵ナノセルロース」に注目し、研究開発を2012年からスタートしました。様々な企業とのコラボレーションにより製品開発に取り組み、2022年に江別市内に量産工場を竣工しています。
現在、数グラムから数百キロのサンプル提供を行っていますので、お気軽にお問い合わせください。
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発酵ナノセルロース工場 外観
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発酵ナノセルロースを配合した
バイオマスプラスチック -
原料はてん菜由来の製糖副産物
北海道のてん菜から作った新素材
Fibnano®(ファイブナノ)は、原料に、てん菜由来の製糖副産物「糖蜜」を使用します。微生物(酢酸菌)が、糖蜜に含まれる糖をつなげることで、ナノセルロースを合成します。これは東南アジアの伝統食品として知られるナタデココと同じプロセスです。
北海道農業に欠くことができないてん菜。近年作付け面積が減少していますが新素材の原料として糖蜜を利用する事で輪作体系の維持に貢献します。
Fibnano®の特徴
ボトムアップで作られるFibnano®は細く長い均質な繊維構造を有し、水や有機溶剤に高い分散性を持つ事が特徴です。
北海道のてん菜から作った新素材
てん菜を製糖するプロセスで発生する副産物の糖蜜を原料とします。独自の発酵プロセス(通気攪拌培養)により、効率的に酢酸菌から、ナノセルロースを製造します。ナノセルロースを解繊処理しておらず、酢酸菌から合成されたままを活用しています。
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原料となる「糖蜜」
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酢酸菌による培養
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発酵ナノセルロース
均質で緻密な繊維構造
Fibnano®の主なグレードは、HP-NFBCで、一般的な方法で製造される発酵セルロース(ナタデココ、バクテリアセルロースなど)と比べ、細かくて均質な繊維構造です。ナノセルロース表面は改質しておりませんが、HPC(ヒドロキシプロピルセルロース)が存在しているため、水や有機溶剤に対して高い分散特性を有します。
HP-NFBC
- H²O ○
- MeOH ○
- Acetone ○
- IPA ○
- CH³CN ○
- THF ○
- DMF ○
- AcOEt △
- CHCl³ ×
高い分散性(親水性タイプ、両親媒性タイプ)
メタノールやイソプロピルアルコール等の極性有機溶剤に高い分散性を示します。透明樹脂の溶媒混合においても均質な分散性から高い透明性を維持できており、強度も約15%向上させることが可能です。
水系、有機溶剤に高い分散性を持つFibnano®は物理化学的にトップダウンで作られるセルロースナノファイバー(CNF)と比べ非常に高い均質性を有します。
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機械処理CNF
太い繊維混入による沈殿
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Fibnano®
細かく綿密な繊維構造による高分散性
こんな使い方ができます
- 医薬分野:ドラッグデリバリー、足場材料など
- 食品分野:粘度調整、ドリップロス抑制、乳化安定性・分散性・保水性・成形性の向上など
- 工業分野:樹脂補強材ほか
食品分野
Fibnano®はナタデココと同じ食物繊維
東南アジア発祥のナタデココ。酢酸菌がココナッツミルクから合成したセルロースは食物繊維として健康食品やデザートとして利用されています。Fibnano®も酢酸菌発酵により合成されたセルロースでナタデココと同じであり、食経験があります。
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使用例
伊達巻
詳しくは、(有)佐藤修商店へお問い合わせください。
工業分野:植物由来の素材の補強
サーキュラーエコノミーへの転換のため、石油由来の材料から、植物由来の素材を活用した製品化が盛んにおこなわれています。発酵ナノセルロースも植物由来の素材のため、補強などを目的として配合したときに、ブランドコンセプトを維持したまま、製品を改良することができます。
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使用例
植物由来の素材と発酵ナノセルロースからつくられた名刺入れ
詳しくは、EUMIS合同会社へお問い合わせください。


