曲目はその風景から「夕焼け小焼け」と決め、鉄琴板52枚全部にそれぞれの音が出るマレットが取り付けられた。これに従い、橋の名もそれまでの「北野橋」をやめて「メロディー橋」に決まった。
建設は急ピッチで進み、延長99.9mの新しい橋が昭和56年(1981年)11月に誕生。大勢の町民が集まり、美しいメロディーが鳴り響くなかで、完成を祝った。
この名物橋はマスコミに大きく取り上げられ、町の自慢になった。他の町でもこれを真似てメロディー橋がいくつか生まれた。小学生の時、近くにある小学校にこの橋を渡って通(かよ)ったという町役場職員の山田貢志さんは、
「一学期の終業式はこの橋の上で行いました。先生も子どもたちもみんな笑顔、笑顔。なにかというと橋に集まって‥。メロディー橋は町の宝です。」
と語る。
町を巡ると丸山自然公園に「丸山句碑の森」がある。町営文化ホールの名前は「たかすメロディーホール」。音楽の聞こえる町らしく、文化の香りが漂う。