トップメッセージ(社長挨拶)

健全な肉体に健全な精神が宿る

当社は昭和11年の創業以来、江別を拠点にする地域密着型の企業として橋梁工事などに関わってきました。石狩川の旭橋、豊平川にかかる豊平橋。地域の暮らしを支え、街の顔にもなっている旭川と札幌の橋梁は、私たちがこれまでに手掛けた仕事。こうした積み重ねから「橋梁の草野」と呼ばれるようになりました。

社名の「作工」という言葉は、コンクリート構造物づくりを含めた土木基礎工事を意味しています。学生さんや専門外の方たちは、無機質で堅いイメージを持たれるかもしれません。あるいは、旧来の現場仕事の厳しさを思い浮かべるかもしれません。

人物写真1

私たちのモノづくりを支えているのは、やりがいと情熱をもった47名の社員です。彼ら無くしては、未来に橋を架けることはできません。だからこそ、私たちはそうしたイメージを払しょくし、より、一人ひとりがより輝ける職場を実現できるように、さまざまな改革に取り組んできました。この業界では異例の「完全週休2日制」の導入もその一つです。「安全第一、健康第一」をモットーに掲げる当社の現場では、暗くなったら帰るのが当たり前。これは安全管理だけではなく、人として健やかな暮らしを全うするためにも、とても大切なことだと考えています。

また、かつては男の世界と言われた現場ですが、近年は一生の仕事として土木を志す女性も増えてきました。そうした女性が心地よく、安心して働ける現場の環境づくりにも取り組んでいます。当社では、インターンシップでありながら日当を受けられる「アルバシップ制度」を導入しています。ぜひ、これからの仕事を考える時、この制度を利用して週休2日制の現場を体験していただきたいと思っています。きっと、今までのイメージが変わるはずです。

社員満足度100%を目指す

人として心豊かに、健康に暮らすためには、安定した収入も不可欠です。そこで、当社では社員の人生設計の目安となるよう「年俸制」を導入しました。日々の業務評価をもとに算定される年俸は、当社の年次業績に左右されることはありません。完全無借金経営の確かな資本力が安定した給与体系を実現しました。このほか、毎年末にその年に活躍した職員に特別賞与を支給。さらに、男女の別なく配偶者手当、子どもの数に応じて増やす子ども手当も支給しています。

人物写真2

当社の経営の安定度、目に見えやすく高い所得水準は、各種金融機関からの信頼、評価を得ています。家庭を持つ社員のほぼすべてがマイホームを所有しているのが、何よりの証です。地元密着型企業である当社の辞書には、転勤や単身赴任の文字はありません。そうしたことも、持ち家率の高さの一因になっています。通勤圏の住宅地にわが家を構え、規則的な勤務体系を背景に家族の時間もしっかりと楽しめる。よき家庭人であれること、健康的な暮らしを営めることは、現場に明るさと活力、社員に仕事への前向きな姿勢を与えています。

私たちのように小さな会社だからこそできること、改革していけることは、まだまだたくさんあります。特に次世代を担う若い人にはたくさんの学びと経験をしてもらいたいと思っています。その方策として、小規模工事で施工場所が江別市内という環境下で、現場代理人、監理技術者、担当技術者、作業員という垣根を払い全員が同等の立場で施工するとか、下請会社の考え方を学習する目的で下請に行き研鑽を積む等があろうかと思います。

世の中には、若い人たちが学ぶべきもの、ことはたくさんあります。それはやがて、会社の利益を力強く育む肥やしになるでしょう。私たちが「的を射た提案」と共感できることには、これからもどんどんチャレンジしてもらいたい。そういう自由かっ達な環境づくり、若い人たちが前に進むためのレールを敷くことが、経営者の仕事だと思っています。

5年先を想い、100年先の未来を創る

数々の改革を行ってきた私たちが大切にしているのは「常識にこだわっていては進歩なし」という精神。変化し続ける社会情勢の中で、会社全体の生産性を高めていくためにも、私たちは挑戦し続けたいと考えています。先達から引き継いだ「橋梁の草野」という看板を大切にする一方で、私は常に5年先を考え、さまざまな事業計画に取り組んできました。その結果、多種多様な異業種ビジネスが生まれました。

現在、公園指定管理や新素材開発、下水道のメンテナンス機械の開発、製造、販売、屋上緑化など、手掛ける事業は多岐にわたります。また、農業生産法人を立ち上げたことがきっかけで、小林製薬の委託で薬草を栽培、健康食品として注目されている黒ニンニクの生産販売も行っています。新素材開発は、製薬・食品・電気・自動車関連メーカーからも注目される新事業に育ちつつあります。こうした土木とは一線を画する事業では、大学の基礎研究に携わってきた社員が活躍しています。

活動の写真

このほか、社会貢献の一環として、建設業界では初の試みである自然保護団体「公益財団法人 草野河畔林トラスト財団」を設立。北海道の開拓期の二次林が残る「しのつ河畔林」を拠点に、限りある自然を後世に残す活動を展開。ナショナルトラスト活動の普及に努めています。将来的には全道の河川沿いで河畔林の復元を進めていきたいと考えています。

大地に芽吹いた若木がのびのびと育ち、やがて豊かな森をつくるように、私たちも無限の可能性を秘めた若いチカラを大切に育てていきたい。100年先の未来に向かって、これからも改革と挑戦を続けてまいります(談)。